本の紹介
私は図書館で隔週で本を借りています。
読んだ本についてこのブログに記録も兼ねて要約、感想を書いていけたらと思います。
今回は、認知行動療法の本
「イラストでわかる子どもの認知行動療法 困ったときの解決スキル36」について書きます。
この本は、心と体を元気にするスキルを学ぶことができる子ども向けの本です。
私が手に取ったきっかけ
認知行動療法に以前から興味があり図書館で見つけたわかりやすそうな本を借りてみました。
私自身はいい大人の年齢ですが、わかりやすい言葉とイラストが使われているほうが
さらっと読めていいかなと思い選びました。
また、自身にもですが子育てにも役立てたいという思いもあって子ども向けを選びました。
本の概要
本書は認知行動療法(CBT)の基本的なスキルを子ども向けに解説したものです。
全ページが書き込み式のワーク形式になっており、身近な例を使って様々な課題に取り組むことができます。小学生でも取り組みやすい内容であり、日常の悩みを解決する手助けになると思います。
主なポイント
この本では、認知行動療法を心と体を元気にするスキルと表現し、繰り返し練習し、身の回りの人と協力して成長していくことを教えています。
自分の考え方のクセを認識し、バランスよく捉える方法も示されています。最近よく言われる自分の機嫌を自分でとれるようになるために必要なことだと読んでいて感じました。
イラストでわかりやすくとタイトルにある通り、教室でのいざこざや困りごとがイラストで描かれています。
表やグラフに記入するようになっていたり図解も多く、わかりやすかったです。
感想やコメント
読んだ感想として、親子で取り組むと効果的だと感じました。
大人宛のコラムもあり、このワークを通してその子にあったサポートを試行錯誤していくようにと書かれていました。
親として嬉しかったのは「この方法が本当に合っていて効果がでるか不安になる事自体が良い方向性である」といったアドバイスが書かれていたことです。
不安になるくらい真剣に子どものため、ワークの効果が出ているか向き合っている証拠だからという言葉にうまくいくいかないだけで諦めないでほしいこと
サポートする周囲も自分自身を褒めて励まして取り組んでほしい著者の優しさが伝わってきた気がしました。
また、巻末のワークの解説が印象的でした。本文には専門用語がほとんど示されていません。
しかし、大人は1つ1つのワークが行動認知療法の中のどんな分野に関わるのかこの巻末をみればすぐにわかるので、もっと違う方法を調べたい、専門家にアドバイスを貰いたい際にはこの専門用語で解説されているページが役に立つのではと思いました。
私もこの本から得た知識を活用して、自己理解やメンタルコントロールを高め、子どもたちの成長をサポートしたいと思います。
まとめ
「イラストでわかる子どもの認知行動療法」は、認知行動療法の基本をわかりやすく解説した良書でした、下手にいろいろな本に手を出すより、まずはこのワークを取り組んで、深めたい分野を巻末の解説を参考に資料を探していくのが良いとお思います。
子どもから大人まで幅広く利用できる内容であり、日常の悩み解決や自己成長の手助けになること間違いありません。